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医科学委員会からMedical and Scientific Committee

edical and Scientific Committee

医科学委員会情報  「使用可能なお薬情報」 

 はじめに

現在アンチドーピングに関する規則は厳密に定められ、厳正な検査が行われています。
検査数は年々増加し、日本カーリング協会(JCA)でも、2006年から日本選手権、2010年から日本ミックスダブルス選手権大会で検査を開始しました。
しかし、アンチドーピングに関する知識はまだ十分に浸透していません。市販薬、サプリメントの中には、禁止物質を含むものがあり、安易に使用することで、ドーピング防止規則違反に問われることがあります(うっかりドーピング)。このようなうっかりドーピングの場合でも、選手は罰則をうけます。
医科学委員会で、第27回日本選手権大会の参加選手を対象に「服用、使用薬のアンケート」を行いましたところ、回答した選手(回答率89%)の約半分が何らかの薬、サプリメントを使用し、常備薬として禁止薬物を含む市販薬を報告していました。
禁止物質に関しては、世界ドーピング防止規定における「禁止表国際基準」に基づいて判断しなくてはなりません。2010年禁止表国際基準の日本語訳は日本アンチドーピング機構(JADA)のホームページから見ることができますが、この禁止表を見ても、「どの薬が大丈夫なのか」ということはわからないと思います。
うっかりドーピングを防ぎ、選手の皆さんが最善のコンディションで試合に望めるよう、何かできることはないかと考え、医科学委員会で使用可能な一般用医薬品(OTC医薬品)の一覧をまとめました。
次の使用上の注意に気をつけて、今後に活用していただきたく存じます。

使用上の注意

@ ドーピング禁止物質のリストは年1回改訂されます。毎年のように変更点がありますのでご注意ください(今回は2010年版です)。2011年1月1日からはまた新しい禁止リストが発効になり、禁止物質も変更される可能性があるため、それまでの期間で有効なものと考えてください。
A 参考にする場合は必ず薬剤名が完全に一致することを確認して下さい。少しでも違うと成分が異なることがあります。
B 今回リストした薬以外で使用可能な薬も多くあります。
C 病院から薬をもらって普段服用している方は、必ずアンチドーピングのことに詳しい医者、薬剤師に調べてもらってください。禁止物質を含む薬が処方されているときには、TUE(治療目的使用に係る除外措置)申請が必要になります。

薬のお問いわせ先」については、(公財)日本アンチ・ドー ピング機構のホームページにてご確認ください。
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